組織変革・感情知能
組織重力の中で、変化を起こす
改善に賛成していたはずなのに、いつの間にか以前のやり方へ戻っている。説明を重ねても、日々の仕事は変わらない。そんな職場の一件から、組織の変化を考える本です。
本書では、慣れた判断や行動へ引き戻す働きを「組織重力」と呼びます。制度や評価、業務量と役割、過去の経験、人との関係、知識や学ぶ機会。それらの条件を人がどう受け止め、どんな言動を選んでいるのかを、具体的な職場の場面からたどります。
手がかりになるのは、感情知能です。自分の焦りに気づく。相手がためらう事情を聞く。聞けたことを、仕事の配分や判断の順番の見直しにつなぐ。会議、部門間の連携、相談、承認、失敗への対応などを通じて、自分の関わり方を考えます。
実践し、起きたことを振り返り、次の仕事で使い直す。その積み重ねを「会得」へつなげる伴走書です。現場のリーダー、変革を支える担当者、方針や仕事の条件を決める人へ。目の前の一件から、今の自分にできる変化を探します。